■2/9(日)
この日はハードな日程の中で唯一ゆっくり出発できる朝。
今日からブリュッセルのホテルに移動するのでパッキング等にもちょうど良いです。
9時半にロビーに集合し、徒歩で薄曇りのマルクト広場へ。
ビール博物館がオープンするまでの間、少しだけの自由時間。
市庁舎。
この短い時間に鐘楼に登った方や、ビール専門店に行って買い物を済ませた方もあってビックリ。さすがです。
今日最初の目的地は、ブルージュ・ビール博物館。
まだ昨年2014年にできたばかりの新しい施設で、私も訪れるのは初めて。
マルクト広場に面する、郵便局がある建物を改装して造られました。
10時になったので集合していよいよ中へ。
11ユーロで見学、iPad miniとヘッドフォンの貸し出し、そして3種類の試飲付きです。
ここでは、ベルギービールの歴史、醸造、修道院、料理とのペアリングなど、さまざまな情報を学ぶことができます。
一人ずつにiPad miniとヘッドフォンが渡され、それぞれ好きなように回ることができます。
展示物ごとに読み取り用のコードが表示されており、それにiPad miniをかざして読み取ると情報が表示される仕組み。
素晴らしいのは、日本語での表示、音声が利用できることです。
皆さん、それぞれにもくもくと見て回っています。
館内はとても静か。
広々としていて開放感のある館内。
とても見やすく設計されています。
ボトルの展示ギャラリー。
階上に進むと、トラピストビールの詳しい解説なども。
最近新たに加わったトラピストビールの情報もありました。
いずれもかなり詳しく解説されています。
階段のところにはポスター類の展示。
ここには日本のポスターも展示されていました。
ひと通り見学した後は、ティスティング・バーへ。
ここでiPad miniとヘッドフォンを返却します。
広々として気持ちのよいスペースです。
ここでは常時16種類の樽生ビールに加え、ボトルビール、チーズなどを試飲、試食することができます。
最初に交換したコイン1枚とビール1杯を交換する仕組み。
通常の銘柄に加え、Exclusiveとして3種類の特別なビールがありました。
この日は、ブーン醸造所のストレート・ランビック、パルム醸造所の無濾過のビールなど。
ここは特定の醸造所が運営している博物館ではありませんが、ティスティング関連のみ、パルム醸造所グループがサポートしているようです。
そのため、パルム、ローデンバッハ、ブーン醸造所のビールが中心に置かれています。
いろいろ試したかったのですが、思いの外、見学に時間をかけてしまったためコイン3枚を使い切ることができませんでした。
これはみなさん同様だったようです。
少しだけ時間を延長して約1時間30分の見学が終了。
終わってみて思ったのは、意外にも見応えがあったこと。
ブルージュ、またベルギーから見た、ビールの歴史、醸造、修道院などの興味深い独自の解説が盛りだくさんで、とても見応えがありました。
もう少し上辺の情報が多いかもしれない、と思っていましたが、見事に期待を裏切ってくれました。
ブルージュに行かれる際はぜひ立ち寄ってみてください。