2016年8月15日、アンカー・ブルーイングを訪問してきました。
当初まったく計画になかったのですが、「そういえばカリフォルニアといえばアンカーがあった!」と思い出し、急遽iPhoneで検索。
一日2回のブルワリーツアーを実施していることを知り、さっそくそのまま予約。
クレジットカードでの決済で簡単に予約完了です。
ツアーはもともと無料だったそうですが、連絡なしのキャンセル等が多いため、現在は有料となっています。
1時間30分のツアーで一人20ドル。
ティスティングに参加はできませんが、子どもも参加可能です。
醸造所は、サンフランシスコ、ダウンタウン中心部ユニオンスクエア付近からバスに乗って30分ほど南に行ったところにあります。
しかしバスは定刻通り来ない上に途中渋滞で遅れたため、到着はツアー開始の10時ギリギリになってしまいました。
なぜか確認メールも削除してしまっていたので、ちゃんと入れてもらえるかな?と心配しましたが、受付で名前を言うとしっかり予約されていました。
急いでツアーがスタートする2階のティスティングルームへ。
10時を10分くらい過ぎても全然始まる気配はありません。笑
そしてなんとツアーが始まる前にウェルカムドリンクが!
中身はアンカー・スチームでした。
ティスティングできる人はブルーのリストバンド。
未成年、ドライバーはグリーンのリストバンドです。
当たり前ですが参加者のほとんどがアメリカ人で総勢20名ほど。
写真左奥の場所にはショップがあり、ビールの他、Tシャツ、パーカー、栓抜きなどのアンカーグッズを販売しています。
ウェルカムドリンクを飲みながら、まずはアンカー・ブルーイングの歴史についてレクチャー。
最近のクラフトビールの勢いを意識してか、アンカーはアメリカで最初、かつ、もっとも歴史が古いクラフトビールの醸造所である、ということを強調していました。
30分くらい経ったところでいよいよ醸造所内の見学です。
まずは仕込み室。
ステンレスタンクを想像していたので意外でした。
発酵タンク。
なんと浅くて広い、開放式の発酵タンク。
サンフランシスコの涼しい空気によって冷却されるのです、と説明がありました。(隣のスペースにはプレートクーラーもありました)
ホップ室。
さまざまなタイプのホップが展示されています。
ここではホップペレットは使用していないそうです。
もちろんエクストラクトも。
地下におりて熟成タンク。
どんなビールを仕込んでいるのかな?
興味津々です。
こちらは1階にある瓶詰ライン。
ベルギービールの醸造所では、よく「瓶詰ラインのロールスロイス」と説明される、クローネス社の設備でした。
こちらは缶ビールの目視チェック。
30分ほどの見学を終え、ティスティングルームに戻ります。
いよいよお待ちかねのティスティング。
こんな大きさのグラスにビールを注いでもらいます。
この日ティスティングしたのは、ウェルカムドリンクを含めて6種類。
・Anchor Steam Beer
この醸造所のフラッグシップ。
・Anchor Mango Wheat
ほのかにマンゴーのフレーバーを感じるウィートビール。
喉の渇きを癒すのに最適。日本未輸入。
・Anchor Dry-Hopped Steam Beer
アンカー・スチームのドライ・ホッピングバージョン。
まもなく日本にも入ってくる予定です。
・Odeprot IPA
これだけは何かわかりませんでした。
・Anchor Porter
こちらは昔からあるアイテム。ポーター。
・Flying Cloud San Francisco Stout
最後に来たのはスタウト。
2015年から新たに追加された3種類のラインナップのひとつです。
まともに飲んでいると結構酔っ払います。
このあとは案の定トイレに行きっぱなしの状態になりました。
特に終了のアナウンスはなく、飲んでいたい人はゆっくり、という感じ。
構成は、
・ウェルカムドリンクを飲みながら醸造所の歴史等についてのレクチャー(30分)
・醸造所内見学(30分)
・5種類のティスティング(30分)
こんな感じです。
これで2,000円程度ならすごくお得だと思います。
かつては無料だったなんて。。
サンフランシスコに行く機会があればぜひ行ってみてくださいね。
◯VISIT ANCHOR
http://www.anchorbrewing.com/brewery/tours
・・・
この日、かつてお世話になった方が亡くなったことを知りました。
奇しくもアメリカのビール醸造所で。
いろんなことがありましたが、なぜか一番印象に残っているのはビール関係のことではないんですよね。
それは15年くらい前、ベルギーから帰国して伊丹空港からそのまま二人で夙川のステーキ屋さんに行った時のこと。
優しい顔で娘さんの話をしておられたことを覚えています。
いただいたステーキと、おみやげで持ち帰ったカレー、最高でした。
そんなことを思い出しつつ、献杯させていただきました。
今までお疲れさまでした。
そしてありがとうございました。